かたちのないもの

かたちってなんだろう?

しかく、さんかく、まる。。。

わたしたちの身近に常に存在していて、切っては切り離せないもの。

無くてはならないもの。

しかくを指で作ってみた。

間から見える風景はやっぱり何も無かった。

いつもの日常だった。

でも少しだけ歪んで見えるのはわたしがおかしいからかな。

わたしが他の人と違っていると思っているからかな。

今度は鏡の前で左手の人差し指と親指でまるを作ってみた。

鏡越しにのぞく景色はわたしひとりしか存在しなかった。

改めて自分の存在をまるの中で見てみる。

まるの中に映る漆黒の瞳はなんだか泣いているようだ。

もうあの頃には戻れないと思っているからかな。

穏やかで平穏な日々を自分から切り捨てたあの頃に。

なんだか眠たくなってきちゃった。

右手から手鏡が滑り落ちる。

何かが割れる鈍い音が鼓膜の上から遠く聞こえてくる。

ああ。。

そうか。

わたしはもうすぐかたちがなくなるんだ。

跡形もなく消え去っていくんだ。

そして、なくなって青い世界へ羽ばたくんだ。

そこはかたちも無く静かな場所。

そこで永遠に眠り続けるんだ。

14年間白い世界に閉じこもって辛かったけど、自然な流れでそうなるなら
それも悪くないかな。。。

バイバイ もうひとりのわたし